いつもカメラと。

写真のこととかその他諸々雑記

jupiter-8 50mm f2

お久しぶりの更新です。
先日、α7を手に入れた僕です。

ミラーレスがずっと欲しくて欲しくて悶えていたんですが、我慢できず遂に買ってしまいました。

使い始めてまだ間もないですが、良いですね。

フジのXシリーズとでかなり迷いましたが、やはりフルサイズであることが条件としてどうしても外せなくてこちらを選びました。

使い方は完全に他社レンズの受け皿として使用。

カラーヘリアー75mm
そして本日のブログタイトルでもある買ったばかりのジュピター8。

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made in USSR

ロシア製ゾナーとしてかなり有名なレンズです。

このレンズ、出自が結構面白いんですが、他ブログサイトなんかでも散々取り上げられてるのでその辺は割愛。


サイズは非常に軽いです。
ベッサやα7に着けるので、携行性を損なわないことはとても大事。

操作感は安いだけあってチープ。

なのですが、割り切ってガンガン使える良さとも捉えられるかも。
そういう意味ではキャノンの50mm1.8Ⅱと似たような感じかな?

肝心の写りに関しては

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柔らかい描写であり、発色も好み。
立体感や質感も個人的には申し分ない。

1万円以下でこの写りならば言うことありません。

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ゴーストはこんな感じ。


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本当は開放値1.5のジュピター3が欲しかったんだけど、今となってはブラックのタイプがレアになってしまっていて、ロシア製(安い)っていうメリットが薄いんですよ。

ハイスピードレンズは別でコシナのノクトン50mmf1.1あたりを狙ってます。これまた本当はゾンネタールがいいんだけど懐事情で断念。


とりあえずやっとレンジファインダー用の標準レンズをラインナップに加えたのでどんどん活躍してもらいます!

物欲センサー起動。

最近は鳴りを潜めていた「レンズ欲しい症候群」ですが、また最近再発の兆しを見せています。

EF135mmF2L
NOKTON50mmF1.1

この2つが気になって仕方ない。


135mmは言わずと知れた銘玉。

ポートレートに並々ならぬ意欲を見せ始めた今日この頃、欲しくなってしまっても致し方ないでしょう。


問題はノクトン50mm。

現状Mマウントレンズは35mmと75mm。
写りも良いし、尚且つ両レンズとも携行性を優先して選んだので、レンジファインダーの利点を損なわず持ち出すのがすごく楽。


ただ、ファインダーを覗くたびにいつも浮かぶのが

レンジファインダーなのに標準レンズ持たないなんて勿体無いんじゃないか」

というある種の信仰じみた思いでした。

レンジファインダーの中にある50mm画角のフレームで切り取りたいという欲がフツフツと湧いてきてしまったのです。


仕事柄多くのレンズを触ることが多いのですが、確かに50mmという画角は使い易い。

ただそれ以上に35mmという画角が自分にとって使い易く、マイスタンダードになっていたので、今までEF50mm1.8Ⅱ以外には手を伸ばしませんでした。


しかしながら50mmという画角は僕がどう思おうが関係なく「標準レンズ」です。

各メーカーが気合の入ったレンズを今まで世に送り出してきたのも事実。


確かに50mmは良いレンズが多ですよね。

そこで何故ノクトンに白羽の矢を立てたか。


それはまた後日語りましょう。

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EOS 3  SIGMA 70-200mm 2.8

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EOS 3 SIGMA 35mm 1.4

EOS-3

先日、新しいカメラを迎えました。

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BESSA-R2M colorHELIAR75mm 2.5 pro400H


EOS-3。
1998年に発売されたフィルムカメラ

会社の先輩が使わないからと譲ってくれたものです。


早速バッテリーブースターBP-E1をヤフオクで落札し、ZKINのストラップを付けて試写してきました。(BESSA同様pro400Hを詰めてます)


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またデジタルの出番が減りそう..。

前回のつづき

僕の持っているカメラでもなかなかのお気に入り、x100s。

その性能はというと、それはもう大したものでした。


使い始めて暫くは一眼レフ使わなくなりましたからね。

「なんだこれすげー!フルサイズ要らないじゃん!」


とまで思わせるほどの写りをしてくれます。

実際にはAF速度や制度、逆光への弱さ等欠点も多いのですが、鮮やかな色調、優れたWB、高い解像度と高感度耐性が素晴らしく、あまり気になりません。
それに見た目もレトロでお洒落(最後までGRとどちらにするか迷いましたが、ファインダー内蔵であることと、ルックスでこちらを選びました)。


そしてこのカメラ、フィルムメーカーのカメラらしい機能として、フィルムシミュレーションというモードがあります。

往年のフィルムの色をデジタルで再現するというもので、ベルビアをはじめとしたリバーサルからネガまで設定一つで切り替え可能です。




フィルムユーザーな僕はそこでもテンションが上がり、嬉々としてこのモードを駆使し写真を撮ってました。


ただ、いつもプリントする際に、「なんとかもう少しフィルムの質感を出せないかな〜」と多少のもどかしさを感じていました。


確かに雰囲気は出せているんだがあくまでもデジタルっぽさはどうしても残ってしまう。

なんとか寄せていこうと考え、数ヶ月ボディ設定を弄り倒し、撮影しては微調整をするということを繰り返していましたが、WBの調整が非常に難しく、フィルム独特の褪せたような色合いが中々出せませんでした。


それでも諦めきれず、色々探してたどりついたのがdxo

パソコンでの編集ソフトでした。

こちらにはプリセットとしてかなりの数のフィルムがあり、今は亡きコダクロームから現行品まで数多く網羅してます。単純にプリセットを選択するだけではなく粒状感を含めて色なども微調整できるので、かなり細かく編集が可能。まさに僕がやりたかったことが全てできるソフトです。

必死だった僕はもうなりふり構わず、後からの編集はしないという決意もどこ吹く風といった具合にソフトを即購入。早速使い始めて今に至ります。



自分が使い始めたから、というのもあるとは思いますが、今では後からの編集は大いに肯定してます。

正直、写真なんて自己満足の世界ですから、綺麗ならいいんですよ。綺麗なら。


それに意外と、というか当たり前かもしれませんが、写真の加工も中々難しく、奥が深い。センスも結構いる。


僕は基本的にはフィルムライクに仕上げるだけなので、工程としてはそこまで大変ではないのですが、割としんどい。



これもある種のスキルかなぁ、と今は捉えています。

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はじめのころと、何となく思っていること

僕はそもそも写真はフィルムから入った人間だったので、デジタル移行には若干の抵抗がありました。


最初は両親の使っていたEOS 10QDで写真を撮るうちに本格的にやってみたいと思いたち、何故かRollei35sを購入。

そのコンパクトさと、見た目がオシャレだったのが一番の購入の決め手だったと記憶してますが、これがまた見た目とは裏腹に相当なじゃじゃ馬でした。


ピント合わせは距離を自分で目測ではかり、シャッター速度絞り共にフルマニュアル。ミラーも無いし二重像合致でピント合わせも出来ないので使い始めた当初はピンボケの嵐。

また、露出計は生きていたのですが、それでも露出不良もばんばんやっちゃってました。フィルム丸々1本ダメだった時は流石に凹んだなぁ。笑

ただ、そのおかげで距離感や、適正露出をある程度感覚で掴めるようになったので、写真の基礎体力的な所は相当に鍛えられた気がします。


話が逸れましたが、そんなこんなで他にもカメラを買い足し使いつつ、最終的には僕もそろそろデジタルでやるか、となったわけです。



初めて使ったデジカメはEOS 40D(今は防湿庫の肥やし)。


ただまぁ使ってみるとこれがまた便利。


撮った写真がその場ですぐ確認できるなんて今までなかったわけですよ。

しかも撮影できる枚数はほぼ無限。

デジタルすげー!って感じで夢中で写真を撮ってました。



ただ、やっぱりフィルムを使ってた頃の癖というか、プライドのようなものなのか、必ずjpeg撮って出しだったんですよね。

後から加工っていうのがなんとなく許せなくて。そりゃイカサマだろー!と断固として後からの編集はしてきませんでした。



そんなスタンスが変わったのがあるカメラを手に入れた時。

富士フィルムのx100sです。


当時コンパクトなカメラはフィルムのものしか実質的には持っていなかった自分はサブで使えるデジカメを探しており、そのデザインやスペックに一目惚れし、ほぼ衝動買いに近い形で手に入れました。



長くなったので次回へ続く

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フィルムの話2

フィルムで写真を撮るのは楽しい。


理由は挙げれば幾らでも。

その独特の発色や粒状感がもたらすデジタルには無い温かみや不完全さ。

何でもない風景や被写体でも、フィルムで撮ると何となく様になる。
そんな経験がよくあります。


僕がフィルムを使うのは、その目には見えない"プラスα"を期待しているから、とも言えるかもしれません。



それともう一つ。


フィルムカメラのデザイン性です。


そのクラシカルな見た目が堪らなく好きです。

そして、お世辞にもデジカメと比べ、便利とは言い難い操作系も「メカっぽさ」を感じられて非常に気に入ってます。


ボキャブラリーに乏しいのでうまく言うことができませんが、

「不自由を楽しむ」

というスタンスなのかなーとボンヤリ思っております。



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